八ヶ岳 オオムラサキセンター視察研修旅行

みなさんこんにちは、伊豆やつおか地域づくり協議会広報担当です。

伊豆やつおか地域づくり協議会では11月25日(土)八ヶ岳のふもとにある、
オオムラサキセンター視察研修旅行に行ってきました。
しかし、みんないい表情ですよね?




まずは今回の研修旅行を企画、遂行した山下副会長からの挨拶を御覧ください。

山下副会長挨拶
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八岳地区並びに八岳地域づくり協議会HP閲覧者の皆様、
日頃は当協議会へのご支援、ご協力ありがとうございます。

さて、この度、私ども伊豆やつおか地域づくり協議会では
八ヶ岳高原ふもとに位置する山梨県北杜市のオオムラサキセンターに
視察を兼ねた研修旅行を実施させていただきました。

オオムラサキは、昭和32年の日本昆虫学会で世界に誇る日本の代表的な、
格調高い華麗な蝶として国蝶に決まりました。
オオムラサキは、羽を広げると10センチ以上になる大型のタテハ蝶で、
雄は羽の表側が美しい紫色に輝き、雌ではこの紫色の輝きがありません。
(一部オオムラサキセンターHPより引用させていただいております。)

視察の目的は、当区域の萬城の滝(ばんじょうのたき)周辺里山づくりの一環として計画している、
カブタマの森づくりの第一歩という位置づけで、
他地域の成功事例を視察することで、本プロジェクトを成功させるための
スキルやノウハウといった知識基盤の土台作りを目的とさせていただいております。

カブタマの森とはカブトムシやタマムシの生息する森のことを指し、
このカブタマの森づくりを目指すプロジェクト(仮称)を成功させることで、
萬城の滝周辺の昆虫あふれる豊かな森づくりを最終的な目的としております。

オオムラサキセンター視察では、オオムラサキを育んできた里山を再生し、
人と自然の共生について学び、実践して地球にやさしいプロジェクト「里山再生プロジェクト」
を成功に導くための第一歩と思慮しております。

伊豆やつおか地域づくり協議会副会長 山下隆
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ここからはいつもの広報担当からお伝えしてきます。

山下副会長のあいさつ文には記載がありませんでしたが、
八ヶ岳のオオムラサキセンターを里山づくりの視察先に選んだのは
わが八岳(やつおか)と八ヶ岳の、「八ヶ岳」つながりも考慮した
という情報も、往路のバスで挨拶をした際に申しておりました。
※若干、どうでもいい情報でしたね・・・、すみません。 (;´∀`)

現地に着くと、駐車場から本館までのほんの50m程度でしたか?の通路では見事な紅葉に出迎えられました。
これだけでも十分に楽しめますよね。


冒頭の集合写真後に大喜びでフォトエリアから顔をのぞかせる三枝副会長・・・ (;´∀`)
楽しそうですね・・・


ここにも、もう一人、大喜びの人がいました。(;´∀`)
先日の映画祭では大活躍だった鶴原理事です。


上記玄関入り口の脇からは、このように見事な紅葉も見ることができました。
シーズン的に、もう遅いかと思っていましたが、まだまだ、十分見頃です。


早速、本館に入ると、前館長の跡部治賢(あとべじけん)さんからスライドを使った講義が始まりました。
著作権の問題もあり、許容されると思われる個所を除いてモザイクをかけさせていただいておりますことを
ご了承ください。


センターではこのように里山再生のための手順がマニュアル化されていました。
こうした、しっかりしたマネジメントがオオムラサキセンターの成功裏にあるのだと感心いたしました。
ここも著作権の関係から一部モザイクをかけさせていただいております。


こちらは里山再生の根幹を支える、森林資源の活用例を紹介してくれたものです。
ここは一般的な内容のため、そのまま掲載させていただきました。
このあと、教育・研修活動による里山の理解を深める活動や、環境教育活動を通じた里山の生態系理解、
植樹体験による里山ファンの増強、地域貢献の実績などこれまでに培ってきたノウハウを紹介してくれました。
そして、どのようにオオムラサキを増やしていったのか、その経緯なども紹介してくれました。
「多様な植生が多様な動物を生む」講師である跡部治賢(あとべじけん)さんのこの言葉が印象的でした。


そして、講義の中で私が最も重要だと考えたのは、こうした一連の流れに対する分析です。
それまでの結果や成果をしっかり分析・考察し評価を行う。それらの結果から得られた改善案を思案し、
いくつかの仮説を立て、試験的な含みを持たせて実践。そして、その結果をさらに分析し改善していく・・・
このスライドで示す分析が、その考察と評価であり、センターは、時にステークホルダの意見を聴くなどして、
改善に充てていることがわかりました。まさにPDCAサイクルができており、やはり講義冒頭の
里山再生手順のスライドで感じた、しっかりしたマネジメントの存在はここまでで確かなものになりました。
成功しているプロジェクトを忠実に示しており、非常に勉強になります。


そして質疑応答を含めて1時間に及んだ講義が終了し、会長から記念品を贈呈させていただきました。


そして講義室から隣の標本展示室に案内されました。ここでも、前館長の跡部治賢(あとべじけん)さんから
説明が行われました。
ちなみに、この跡部さんは、この業界ではかなり有名な方だそうで、検索するといっぱい出てきますので、
是非、参照してみてください。


標本展示室その2、ここでも、みんな熱心に標本を眺めています。


ここは次の見学場所である、「びばりうむ長坂」に行くまでの通路から見える外の景色です。
ここにも、里山再生を構成する要素となる、マキの作成場所と炭焼き窯が設置されていました。
しかし、紅葉が見事ですね・・・。私はどうしてもそっちに目が行ってしまいます。(;´∀`)


下の写真ですが、みなさん、これがなんだかわかりますか?
これは通路の床に埋め込まれた、昆虫の標本でした。これはヒラタクワガタかな?こういうところ、凝ってますよね。


ここは、生態観測施設「びばりうむ長坂」です。この網の中に植樹を行い、オオムラサキが生息する環境を作り上げたそうです。
この施設の中の落ち葉に、一昨年、5,000匹の幼虫を確認しているそうです。
しかし、幼虫を5,000匹数えたんですね・・・。頭が下がります。
ちなみに、この辺りは日本一日照時間が長い明野も近くにありますが、日照時間が長いと、夏と勘違いして羽化するのだそうです。


生態観測施設「びばりうむ長坂」の中では、今年の4月から新館長となった冨樫さんから説明を受けました。
この後、センター内の公園を案内していただき、今回の視察は終了となりました。


こちらは視察を終え、簡単なつまみでビールを楽しむ様子です。皆さん、ちょっとお疲れのようですね・・・


以上のように、無事、オオムラサキセンター視察の研修旅行は終了いたしました。
質疑応答の内容や実際に受けた講義の詳細な内容、議事録などはここでは割愛させていただくこと、ご了承ください。

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